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プラダを着たDOCOMO [遊ぶ]

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PRADAといえば黒い三角のロゴ入りのカバンのイメージ。
数年前からは映画のイメージも。

そんなブランドを身に纏った携帯電話、L852i。
それは不思議なツールではあるが、携帯電話である、という特別な自己主張はない。

たとえばカバンのポケットであったり、服についたジッパーであったり、
靴の紐であるような、説明不要のツール(道具)であり、
それらは説明を聞いて使用するのではなく、直感的に動かしている、利用しているという点で
LGとPRADAが生み出したL852Iiと、共通の認識を持つ。

つまり、分厚い説明書も機能の解説も必要とせず、
ただ触れてみて、触って見ればそれが何を持っているのか、
どんな役割をするのか直感的に判断できるわけである。

服を着るのに説明書は要らない。
服をコーディネイトするときも説明書はいちいち読まない。

PRADAの生きる世界では、
当たり前のように感性、文化といった感覚の世界が繰り広げられている。

一方で携帯端末の世界、LGの生きる世界では機能がどれだけ充実したのか、
どれだけ進化したのかを競い合っている。

面白いことにこの端末においては、LGが導入した『全面フルタッチスクリーン』によって、
あるいはDOCOMOがスローガンのひとつにしていた『直感系』というアプローチによって、
PRADAの生きる感性の世界がより際立つという、今までの携帯電話にない
状況をわれわれに示しているのである。

つまりLGの培った技術が可能にした全面フルタッチスクリーン、
DOCOMOの直感系という言葉、
そしてPRADAというブランドはフルタッチという機能も直感系という言葉も、
露骨にアピールすることはなく、その機能、良さ、ファッション、デザイン等は、
ただ触れてみれば解るのだという事を、
静かに無言で語ることのできるそのブランド力をもって応えている。

ブランド力というと漠然としているが、それは長年愛され続けたバックボーンである、
職人の技であり、ファッションデザイン、愛用者たちが身体に記憶している
使用感であったり機能性である。

携帯端末という畑違いの分野であるにもかかわらず、
PRADAはLGと見事に結びつき、PRADA Phone by LGという形の中で
新たなる技術・分野であってもPRADAであり続けることに成功している。

フルタッチスクリーンが操作性をより直感的にし、
おおくの不要な言葉、説明を排除した、シンプルな状態。
そこに溶け込んだPRADAのブランドイメージが、より携帯電話を文化的におしあげ、
デザイン的ファッション的、機能的に人の感性に近づけている。

これは一度手にとって触れてみるべきである。


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ハーボット好き

ソネ☆くじを貰いに来ました。では失礼します
by ハーボット好き (2008-07-01 06:32) 

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