大島、三原山、裏砂漠 etc. [遊ぶ]
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昔のこと、太陽を覗くとクシャミする体質の誰かがいた。
今は、春になればどこもかしこもくしゃみに溢れ、
偉大な太陽には鼻っ先で笑われているに過ぎない。
けれど、どこかの島の、火山の、這いつくばる犬達の群れは
太陽に向けて懸命に遠吠えしていた。
黒い、自然の瓦礫は人工的な瓦礫とは違い不必要なものは含まず、
ただ、サクサクともろく、乾燥ついて人を寄せ付けない。
そんな環境でも植物はどこにあるのか見当もつかない、
どこかの土に根を生やし、日に向かって伸びては、
嫌味のような風に耐えている、都会の人間のような生き方をしている。
何処にあるかわからない土にはきっと、
太陽の温もりも少し隠れているのだろうか。
荒れ果てた、終わりの果てから、はじめようとする生命力は
僕らの中にも隠れてるだろうか。
荒れ果てた島の、火山の空の向こうに、
薄っらとその答えが揺れている。薄っすらとだが僕らの中にも、
隠れている生命力がその姿。
遠吠えは止め、いつしかどこかへ歩き出しだした犬達。
この世界。だから今は嫌味のような風も心地よい。
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昔のこと、太陽を覗くとクシャミする体質の誰かがいた。
今は、春になればどこもかしこもくしゃみに溢れ、
偉大な太陽には鼻っ先で笑われているに過ぎない。
けれど、どこかの島の、火山の、這いつくばる犬達の群れは
太陽に向けて懸命に遠吠えしていた。
黒い、自然の瓦礫は人工的な瓦礫とは違い不必要なものは含まず、
ただ、サクサクともろく、乾燥ついて人を寄せ付けない。
そんな環境でも植物はどこにあるのか見当もつかない、
どこかの土に根を生やし、日に向かって伸びては、
嫌味のような風に耐えている、都会の人間のような生き方をしている。
何処にあるかわからない土にはきっと、
太陽の温もりも少し隠れているのだろうか。
荒れ果てた、終わりの果てから、はじめようとする生命力は
僕らの中にも隠れてるだろうか。
荒れ果てた島の、火山の空の向こうに、
薄っらとその答えが揺れている。薄っすらとだが僕らの中にも、
隠れている生命力がその姿。
遠吠えは止め、いつしかどこかへ歩き出しだした犬達。
この世界。だから今は嫌味のような風も心地よい。
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