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カエル、孵る、変える [痩せる]
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おっす、おらデリアだ。
なにかのせいにして逃げるのは
悪い大人が大好きだよな。
じゃあじぶんのせいだと認めるには
なにじんになればいいんだ?
ま、とりあえず大人にはなりたくないって
昔はおもってたよな。
でもまわりの大人にたすけられて
いっぱいたすけられて、いまはまあ、
大人もわるくないってかんじだ。
守ることができるのは大人なんだよな。
神さまによると
履行テストのお金は全額もどってくる。
そして火災保険の振込も、
計算通りきとんと行われた。
履行テストは預かり先次第では
少し管理手数料として抜くケースもあるって話。
神さまは何も言わず全額振り込んでくれた。
あと、必要経費ものこった分は返金、
ということで、コピー取ってた資料とともに
領収書が送られてきた。
火災保険にしても弁護士さんにしても
必要なときに必要なだけちゃんと頼るって
案外難しいけど、
めんどっちいってほっといても
事態は好転しない。
さいごまできっちり仕上げて
そしてやさしさが常にスパイス。
そのスパイスが目にしみる。
泣いてないぞ、汗が目に入っただけだ。
言葉にできないありがたみ。
ただ頭を下げるしかない。
こういう気持ちを忘れてた時点で
きっと薄汚れたおとなになってたんだな。
顔を洗ってでなおしだ。
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解決の糸口を探る [痩せる]
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9月台風による床下浸水に直面し、
個人再生の確定&返済開始前に
巨額の出費に悩まされる。
再び地獄へ突き落とされたようなものだ。
ただ、解決の糸口が、
全くないわけではなかった。
そのひとつが火災保険適用である。
普通床下浸水は保険適用外である。
ただし、床下から規定の高さまで
水深が達していた場合床上浸水として
適用されるのだ。
では床下とはどこなのか。
保険会社は明確な定義を示していない。
しかし床基礎の底面をグラウンドゼロとして
そこからの高さである、
という説明文が散見される。
しかしグラウンドゼロに関しては
コンクリートで塗り固められた
エントランスなどが基礎に相当すると
判断される場合もあるらしい。
うちの場合、建築段階、設計段階で
どこの高さをグラウンドゼロとして
設計したのか、その根拠を示すことで
エントランスの階段の数段目が
グラウンドゼロであると
定義付けることが出来そうだったのだ。
蜘蛛の糸にすがるようなものだが
それが唯一の救いの一手だった。
9月に被災し、
保険適用の結果がでたのは10月。
半分諦めていただけに適用は
本当に本当に助かる結果だった。
ギリギリの浮き沈みを
激しく体験しながらの怒涛の数ヶ月。
なんとかこれで無事?
個人再生の返済スタートラインへと
たつ準備が整った。
神さまに拾われ、
保険会社の現地視察の担当の方の
フォローもあって、
色々な人の助けや支えがあってのこと。
それでも生きろと後押しをしてくれる
悪運に背筋がゾクッとしつつ、
ついにやってきた。
まるで複雑に絡み合う運命の糸のよう。
蜘蛛の糸 [当たる]
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サービス業に従事したカンダタは
コロナ渦の世界でも奴隷のやうに働く。
病に伏せる暇はないがただ病のやうに働く。
やや休んでいようと疲れきった膝の痛みで
夜半には目をさますのである。
夜の明ける前に向かう仕事場の、
道のすがらで唐突に、
顔にかかってきた蜘蛛の糸に
露骨に悪意を撒き散らす。
するとそれは明ける前の空に浮かぶ
星屑のように飛沫となって
空気中を舞ったのだ。
「おやその悪意、なかなか。」
蜘蛛がそろりと顔を出して
数本のアシを折り曲げて挨拶をはじめる。
「なかなかの美しさ。」
「どこぞ飛沫は毒に冒され、
なんとも不味いことだったか」
カンダタはお前の糸かっ、と、
蜘蛛を摘まんで
叩き潰してしまおうとした。
「りがたや」
蜘蛛が何か叫んだ。
その声に何かが引っ掛かり、
カンダタはふとかざした手の力を緩めた。
「おーん?」
蜘蛛は生きることを諦めていた。
よくみると足はもげ、数も足らず、
よく動かすのは口と、
残った前肢位だけだった。
いっそ止めをさしてくだされ。
それを求めて糸を紡ぎ、
誰かがかかるのを待っていたのだよ。
あなた様の美しい悪意なら
すぐにでもやってくれるだろう?
ありがたや、ありがたや。
カンダタは自分の、
膝もボロボロの姿が
そいつとなんとなく似ていたので
蜘蛛の意図とは裏腹に
叩き潰す気が完全に失せてしまった。
「その姿で生きやがれ」
蜘蛛を近くの雑木に放つと、
「それでも俺は生きていく」
ぼそりと呟いて行ってしまった。
蜘蛛はなんだか涙を流し、
その涙は夜露となって草木にたまり
己の吐いた糸をも濡らした。
明け方の蜘蛛の糸が
キラキラと濡れて光っていたとすれば、
草木がキラキラしてたとすれば
それはおそらく蜘蛛の涙である。
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地獄を這う亡者、蜘蛛の糸にすがる亡者 [痩せる]
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3月に市役所やきもきさんに相談し、
紹介先の法律事務所の神さまが
拾ってくれた。拾う神あり。
4月は生活について考え直す時間。
神さまとメールでのやりとり。
毎月の家計簿もつける。
5月個人再生手続き開始決定。
おもったよりすんなり決定し、
履行テストも開始。
6月債権者に対しての個人再生手続き。
少額の所は一括返済、
実際の月々返済額が明らかになる。
7月裁判所へ返済額、計画書提出
8月裁判所の再生計画認可待ち
債権者からの意見申し立てがあるか
ひたすら待つ期間。
9月異議申し立てはなしで安堵。
裁判所認可決定。履行テスト終了。
さあ返済がはじまるぞ、
というタイミングで台風による屋内被災。
大雨による浸水発生。
拾う神あれば、捨てる神あり。
貧乏神が撒き散らした大雨は
街全体を沈めた。
業者に復旧を依頼すると
弁護士さんの依頼料の何倍もかかるので
即諦め。
自力で床下の排水、殺菌、消毒、
清掃を一月かけて実施する。
毎日床下を這いずり回る。
そこは暗闇で狭く息苦しく、
泥臭い地獄そのものだった。
そして必要機器、
道具で飛ぶようにお金が
なくなっていく地獄。
火災保険適用になるかどうか、
被災直後に現場確認にきた担当者に
かかっていた。
しかし市の見解で床下浸水で
なんの補償も行わないという見解。
絶望的状況に再び陥る。
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日常を取り戻すということ [食う]
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給料がどんど減っていく。
その分借金で借金を返し、
足りない生活費をさらに借金に頼って
生活水準を維持していく。
借金膨れた要因は簡単だ。
ストレスをぶちまけるような
ゲームへの課金、
エンゲル係数が高いままの日々の食費、
月給もボーナスも
みるみる下がるコロナ渦。
残業ができず休みも増えた。
日常を取り戻すってことは
またそうなってはいけないということ。
それが前提ですすむのが個人再生。
そしてもうひとつかわった日常。
神さまにむけて
足をむけて寝られなくなったこと。
神さまからは殆んどぜんぶ、
メールでの連絡だった。
電話をしてくることはまったくなかった。
そういうところも日常をとりもどす為の
ささやかな心遣いだったのだとおもう。
神さまは心遣いをさりげなくみせてくる。
依頼を決める日のときも
法律事務所としての一番少ない
依頼料はこの額です、という
書面の説明書きより、
もう少し安い金額を最後に
手書きで書いてみせた。
え?間違ってませんか?
という一言が喉から出る直前、
飲み込んでしまった自分がただ情けない。
それでも日常を取り戻すための
ベストな選択をいつもさりげなく
提案してくれるところがあった。
家を残しながらの個人再生は
ひとつ敷居が高くなる。
ネットを調べればすぐわかる。
そんなことも説明せずに淡々と
ベストな選択を選んで動いてくれた。
ネットで調べるとすぐにでてくることが
もうひとつ。
返済がはじまるまで、
個人再生が決定するまでの期間に
返済と同金額の振込を
毎月弁護士さんに送金するもの、
履行テスト(積み立てトレーニング)という。
この履行テストは依頼した直後に
はじまるわけではなく、
手続きがある程度すすんだタイミングで
はじまった。
依頼した直後に発生するのは
依頼料の分割払いで
履行テストと合わせておこなうことで
家計への負担は高くなる。
依頼料を一括で支払ったお陰で
より日常を取り戻す余力が増したわけだ。
もちろんカードや銀行を整理し、
一部は使用不可(銀行に残高がある場合
差し押さえられる可能性があるため)。
日常からこぼれ落ちたものたちは
きっともう戻ってこない、
戻してはいけないものだったり、
戻す必要のないものなのだということ。
それよりも体が軽くなったことを
日々の中でも感じなければならない。
履行テストを繰り返しながら
日常にのし掛かっていた重たい、
得たいのしれないプレッシャーを
少し思い出す。
足をむけられないのは
果たして神さまだけなのか。
思い出しては心が、
ズキズキ傷む。
軽いはず心が傷む。
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30分一本勝負其のニは延長戦 [痩せる]
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名は体を現す。
神さまはどんな体を現すか。
片田舎では数少ない先生と呼ばれる
人種でもある弁護士さん。
よれっとしたスーツに
早口でほぼ聞き取れないしゃべり方。
あまり年ではなさそうだけれど
おしゃれには程遠い感じ、
その感じを醸し出す大元が、
たぶん薄くなった毛髪。
そう。その毛髪の影響で
どこに視線を置いてよいのか迷える子羊。
それが自分である。
そこは分厚い六法全書を
ぼーっとみつめることに全集中したし
ああホントに六法全書置いてるんだな、
なんかベタだな、
という気晴らしも兼ねていた。
という感じではじまった延長ラウンド。
実はこの延長ラウンドは
まだ依頼料も発生してないというのに
30分という時間を気にすることなく
しっかり対応してくれていたのだ。
初回と違って時計を気にすることもなく
淡々としたやりとりはかわらなかったけど
こちらも少し落ち着いて、
詳しい話も素直にはずかしがらずに
伝えるだけの覚悟が決まっていた。
様々な資料を提出すると、
こまめにコピーをとりながら
次々と確認をすすめていく。
あの紙この紙がバサバサっと積まれて
あの髪この髪が時折、
ふわっと目の前で揺れている。
ああ、神さま。
これ以上は乱れないでと
六法全書に祈る。
金銭面で不安があった依頼料については
こちらもひとつ動いておいた。
恥ずかしくて仕方がないけれど
オレオレ詐欺並みの電話をかけて
親から援助を受けた。
まとまったお金を用意しておいたのだ。
とはいえ再生しなければいけない
レベルの借金をチャラにできるほどの
金額ではなかった。
つまりはそれほど深刻な経済状態、
それほど深刻な状態を助けて貰うって話。
恥をかいてでも弁護士さんに
誠意をみせるつもりで用意した
(用意してもらった) 。
詳しい事情は伏せたままだったけれど
そのままじゃアンフェアだから。
きっといつかこのブログにきづいたら、
この話を読んだら、
そういうことがあったのか、
と伝わるのかもしれない。
とにかく感謝しかない。
それで、神さまからしたら、
おや??という感じがあったけど
懸念のひとつだった依頼料の分割払いが
不要になったことで返済計画や
日々の家計について
従来より現実的な数字での対応が
しっかりみえてきたのだ。
振依頼料の振込先を聞き、
連絡先に新たにメールアドレスを聞き、
依頼を締結する形で
延長戦は終了した。
次回は必要に応じて連絡をする、
という話だった。
支払いはもう止めていいこと、
何かしらの連絡などがもしあったら
弁護士さんの名前を出して
回すよう対応することなど、
注意点をきいていたら、
もう守ってくれているんだという
安心感でどこに込めていたのかも
わからない強い力が、
へたーっと抜けていくのを感じた。
けどまだ個人再生が
認められたわけではない。
ここから先は仕事の大半を
弁護士さんに丸投げする形で
ただ頼るしかないのだ。
まさに神頼み。
.
神さま仏さま [痩せる]
.
30分勝負の相談。
相談相手は弁護士さん。
渡した資料と口頭でのやり取りを
高速で行うがそれは実に淡々としていて
少し不安であった。
相談っていっても一方的な
聴取という感じに加えて
金銭的な説明(依頼料や報酬など)。
こちらとしては肝心なことは
再生を通してくれるかどうかという一点。
その一点においてお願いしても
大丈夫なのか、という不安。
そこは片田舎では珍しい法律事務所。
都会の洗練された、
映画にでてくるような、
キラキラした法律事務所や
パリッとしたスーツの弁護士さんを
イメージしてたら何か違った。
という。
とはいえやきもきさんに紹介してもらった
経緯からして依頼料もギリギリである
我が家の事情も見透かしながら、
依頼を受けてくれるというありがたい話。
神さまみたいな弁護士さんに
神頼みをするしかない。
このまますすめていくにせよ、
より詳しい資料、金額、相手先などを
もう一度提出すること、
それまでに様々な引き落としなどの
変更、これ以上お金を(カードで)使わない、
月々の支出の整理や家計簿の用意。
といった宿題を持ち帰ることになった。
次回の予約を済ませ、
その日まで、
こちらは淡々と宿題をすすめていくのだ。
ああそういえば、
気づけば相談時間ぴったりくらいで、
ちゃんと済んでいた。
というか、時計をチラチラみながら
しゃべるものだから
こちらも相手ペースについてくのに必死で
大変だった記憶しかない。
神さまは時間に厳しい。
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30分限定勝負!相談会其の1 [痩せる]
.
市役所での相談時に、
相談員のやきもきさんに手渡された
エントリーシート項目。
今度弁護士さんのとこいくとき
書いて持ってけ、と。
各債権者の名前と額面、金利、
借りはじめた時期。
1か月の家計簿。家賃、光熱費、
食費、通信費、医療費など。
同じようなものを準備するように
打ち合わせメールにも書かれてたので
書面を仕上げた。
ほかにネットで調べて対応したこと。
給与振り込み口座の変更、
光熱費、通信費のクレジット支払から
口座引き落としへの変更。
相談時間は初回30分無料なので
限られた時間に簡潔に状況を伝えて
次に繋げなければいけないのだ。
30分、短いなぁ。
.
弁護士にようやく予約 [当たる]
.
予約をとるためには休みが
きまらなきゃいけない。
けど休みは直前にならないとわからなくて
やけモンキーになりながら仕事をこなした。
んで、やけになってたら、
なんと携帯電話が、
壊れてしまったのだ。
ようやく休みが決まったけど、
携帯がこわれてぐったりうんざりだ。
携帯の補償はカード会社のケータイ補償て
全損のとき10万円まで買い換えを補償、
というサービスしかはいっとらんくて
勝手に荒ぶって110番かけてしまうような
キテレツな携帯は全損といえるのか
よくわからんで、
悶々とするモンキーなのである。
そして思い出してほしい。
なんで休みが決まってほしかったか。
借金だいおうでもうお金を借りれないから
弁護士さんに相談だ、てことなのだ。
で、携帯が壊れて、全損だとしてもだ。
もう10万円の携帯電話を買い換えるだけの
かいかえるだけの、かえるちからは、
車にひかれてぺしゃんこになった
ひきがえるにはのこっとらんのだよ、
わーと、そーん、くぅぅぅん。
(ワカモトヴォイス調でな)
引き換える力のないかえるさんは、
ぴょんぴょこドコデモショップに
相談にいってな、全損という判断は
もらってんけどな、かいかえることが
できなくてな、あきらめたんだよべらんめー
そうやってやすみはいちにちおわちまって
次の休みにようやく弁護士さんとの相談に
すすめることになったんだよ。
ばいばい、おらのけいたい。
おらのひーろー。
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消費生活センター [痩せる]
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最近市役所消費生活センターに相談した。市役所はわいわいガヤガヤしてたので
相談してるときも声が伝わらん。
やきもきならぬやけモンキーになりながら
伝えたこと。
○借金を借金で返しながら借金で
食費を買ってたらもう借金できなくなった。
借金でショッキング。
○我が家はおさる城として
だいぶ気に入ってるのでちゃんと
ローンを返し続けたい。
消費生活センターのやきもきさんは、
法テラスてのがあって
地元の弁護士さんもひとりだけ
それに所属しとるから紹介しますよ
ってことで、相談はおわった。
弁護士さんとの相談日は
まだ次の休みが未定なので
改めて設定することにした。
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