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そのボタンを押さなければ世界が変わる? [寝る]

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謎の数字、謎のボタン。

「謎の数字すべてを入力し、ENTER←ボタンを押さなければ何かが起こる。」

これはLOSTという海外ドラマのあるシーズンで使われたテーマ。

今まで通りボタンを押し続けようと装置を死守する者、
あえてボタンを押さずに何が起こるのか、全ての謎を見極めようとする者、
その両者の攻防が描かれた。

(最新のシーズンでは話も進みテーマががらりとかわってしまったが)

謎のボタンが目の前にあったらどうしようか?
ほんの目の前のPC、ENTER←を押すのか押さないのか、
その指先の攻防の末に起きる何かがあるとすれば、
ただのPCのエンターだって押すのにどきどきするじゃないか。

LOSTでは描かれなかったもう一つのボタンにまつわる話、
そこでの主役はなんの変哲もない目の前のPCのボタン。

インターネットで繋がるPC、PCの前にたたずむ人たちは、
何千何億という顔をしているけれど。

その一人ひとりが世界を変えるプレイヤーとなりうるサービスを提起した、
ボタンの世界の創造主は大手広告代理店勤務の日本人だった。

現在、彼、彼らはエニグモという会社をつくり、
ウェブにまつわる新たなサービスを次々たちあげている。

サービスといってもその会社、
水面に落ちた雫が作る波紋の中心でありつつも、
その波紋の広がりについては予測もつかない自由なものだからと、
どんな形になるのかにやりと笑いながらみつめている。

今までただのENTER←キーだったPCのボタン、
一人ひとりのそのボタンが波紋を作りだす要因だから。

文字通り「波紋を呼ぶ会社」。

だけどどんな波紋を呼ぶのかはきっと把握してない。
だからこれからもサービスを作り続けて波紋の中心から
どんな風にそれが広がるのかを楽しんでいるのだろう。

そんな会社をつくった人々の物語をまとめた本が2008年3月14日、
ミシマ社より刊行された。

「謎の会社、世界を変える。エニグモの挑戦」

そんなタイトルがつけられている。

実際物を売ったり作ったりする仕事・会社の起業物語は多いけれど、
ウェブサービスを作り出した会社となるとこういう本は珍しいかもしれない。

インターネット同様に
この本もまた、エニグモという会社を中心として
思いもよらない波紋を呼ぶのかもしれない。

謎の会社、これからも謎の波紋を呼ぶ
ボタンを僕らに押させてくれないか。


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傷だらけの防衛、WBC世界フライ級内藤選手 [当たる]

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いつも何発ものパンチを当てられ顔をぼこぼこに腫らし、
変則的で危なっかしいボクシングを繰り広げる内藤選手。

対亀田戦で全国的に有名になったが、
新チャンピョンになった時の彼をTVで見ていた記憶がある。

その時もやはり顔をぼこぼこに腫らし、危なっかしい試合だった。
負ければ引退の試合で勝利し、サポートしてくれたファンや家族に
言葉にならない言葉で感謝していた。

ボロボロの顔で子供を抱きかかえる内藤選手が印象的だった。

よくテレビで見かけるようになって気付いたのは
元々天然気味な人のようで普段から言葉にならない言葉を話している事。

感極まって言葉にならなかったというわけではないのかもしれない。

そんな人柄も含めて試合になるとボロボロになりながらも
くじけそうになりながらも立ち直り、諦めずにくらいついていくスタイルに、
人はじわじわと感動するのだろう。

毎週これだけは欠かさず『はじめの一歩』というボクシング漫画を読むのだが、
この漫画に出てくるボクサーも熱いキャラクター達だ。

そして漫画らしいキャラクターがみせるパフォーマンスは
まさに去年話題になった過剰演出とされたファンサービスと似通っている。

非難されてももてはやされても、やはり熱いのがボクシング。

2度目の防衛を果たした内藤選手は今回もフルラウンドを戦い抜き、
何時つけたのかも判らない傷を何重にも刻み付けベルトをまた巻いた。

『熱く生きてりゃ傷がつく』

内藤選手の防衛戦を見て、また漫画の一歩を読むたびいつも熱くなり、
心が躍る。

にじみ出るかっこよさ、味わい、ひたむきな努力の跡・・・
一瞬ではなく歴史が作り出す強さ。

そんな一瞬では語り尽くせない味わいを目指して
ジーンズメーカーのリーバイスが作りだした最新ジーンズのテーマが、
この『熱く生きてりゃ傷がつく』という言葉なのだ。

このテーマに基づいて行っているPLAY HARD キャンペーンでは、
ネバダジーンズと言う世界最古のジーンズの持つ傷やしわ、汚れなどを
再現することでその歴史を表現するという手法を試みている。

傷だらけのかっこよさ、
熱い試合を見た後だと胸にぐっとくるものがある。

他にもキャンペーン内容としてはHOME MADE 家族が主演のムービー、
開発者のインタビューなどサイトで見ることが出来る。



PLAYHARDという赤いタグをみつけたら
是非試してみよう。

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